2018年秋ベルギーアントワープ聖母大聖堂旅行記【1‐2】ルーベンス作聖母マリア被昇天は息を吞むほど美しい光を放っていました

大聖堂内部は清らかで息を吞むほど美しい

『最後尾まで進んでいくとフランスパリルーヴル美術館リシュリュー翼ルーベンスギャラリー王妃マリーの生涯、サンクトペテルブルグエルミタージュ美術館ルーベンス絵画キリスト降架へ記事が飛びますルーベンスが描く特徴的な人体に迫ります』

主祭壇奥にルーベンス作聖母マリア被昇天が見えました

手前には十字架に手足を釘打されたイエスが天井から吊り下げられています

高さと奥行きが写真から伝わるかと思います

主祭壇を見つめながら身廊を歩く……

一歩づつ徐々に距離を縮めていく……

ここを歩いた数え切れない皆が同じ気持ちになったのではないかと思う

清らかなひかりが溢れ身体から力が抜けて頭の中にある雑念まで消えていく只々主祭壇聖母マリアを見つめて歩く

不思議と身体の重さを感じなくなる

代わりに心が波打つような呼吸をしている

天井を見上げくらっとした拍子に浮いているように歩いている感覚に気付く

魂は体から出てしまったか……?

イエスの場所まで来て凛とした空間に夢ではなく現実だと我に返る

 

光が主祭壇に注がれています

主祭壇前に置かれた台前面に『聖マリアの誕生』をテーマにした銀細工が施されています

 

とても素敵な写真がとれました

厳かであり芸術的で美術館のように美しいです

 

美しい聖母子

 

大理石で製作された聖母マリア被昇天の全体

1626年頃作 高さ490㎝ 横幅325㎝

 

天使たちが聖母マリアの足元に集まり上へと押し上げ

右側ではお花の冠を二人の天使の手から聖母マリアの頭に運ばれようとしています

 

天国へと旅立つ聖母マリア

下には空になった棺を囲む女性達とイエスの弟子がいます

赤ドレスを着た女性の表情は血色が良くやさしさが溢れています

ルーベンスの最初の妻イザベラです

 

聖母マリア被昇天は主祭壇奥に設置されています

その為正面に立ちしばらく見続けても遠くてはっきりとは見えてきません

なぜに距離があるのだろうか。

何かを感じ取りたいと問いかけてみました

なるほど謎が解けた

低くい位置から見上げるような体勢になると目の前で聖母マリアが天に上っていく情景が広がって見えてきます

聖母マリアと自分だけの距離を感じることが出来ます

天国へと旅立つ聖母マリアに注がれた光が瞬間的に見えました

ただの想像と言ってしまえばそれまでですが……

そもそも人間は創造で出来ています

イマジネーションが良い結果へとつながるきっかけになったことも多々あります

私の気付きに答えるようにお知らせが写真に写りこんでいます

ネロ祈りの最後の言葉 『あぁマリアさま 僕は もう思い残すことはありません』

パトラッシュに寄り添いながら天使に導かれ永遠に輝く光へ旅立つのです

童話のお話で終わらせたくない……

巨匠ルーベンスの神秘的な絵画を一度は見ておきたいと旅程したその結果

期待以上に聖母大聖堂を知り感動しました

 

息を吞むほど美しい

 

ルーベンスの絵と建物の素晴らしさと光が重なって厳かで美しいです

 

アーチ部分は立体的な仕上がりです

フランダースの犬のストリーでキリスト降架とキリスト昇架は銀貨を支払った人のみしか見る事はできませんでした

この聖母マリア被昇天は誰でも見ることができ毎日のように見ていた聖母マリアは母のような大切な存在だったのではないでしょうか

ネロにとってこの絵画は唯一の希望の光

何だか切なくなってしまう……童話からそう思っていました

悲しいストリーにばかりに気持ちがいってしまう

ネロの祈りは何だったのだろうか……

悲しい事ばかりではないと思っていてもフランダースの犬最終回は涙腺崩壊になってしまう……

ネロ自身はどうだったのでしょうか……

怖がってはいなかった恐れてはいなかった

生きること全てに恐れを抱くことはなかった……

聖母マリアの姿に希望を抱きながら成長した青年の事を他人事とは思えない

恐れることなく自分の旅を続けようきっと大丈夫……

素晴らしい喜びがたくさん待っている……

 

横側から手を伸ばして大理石の質感を写真撮り

 

ルーベンスが描いた作品の大きさが伺える

自分自身の目で見る位置はここからが一番近い距離だと思います

主祭壇まわりだけでも規模が大きいです

彫刻 大理石 銀製品 貴重な作品がとても良い状態で残されています

自分の五感に触れる感覚は徐々に格別な雰囲気になっていきました

 

広場に建つルーベンス像の左肩後方十字架の辺りにキリスト昇架の絵

グレーの絞り出し形の塔に聖母マリアの被昇天(ルーベンス作品ではありません)

主祭壇の前の位置から左右にのびる翼廊と身廊の交差する場所に描かれています

その向こう側にキリスト降架の絵が展示されています

ルーベンスの聖母マリア被昇天は写真の右側大聖堂入口からずーと奥に設置されています

 

グレー塔から光が射しています

『祝福の塔』ルーベンスの弟子が描いた『聖母被昇天』

天井画聖母マリアの位置ですが

聖母マリアの頭上に白い鳩

天国へと旅立つ場面なので聖母マリアよりも下側に人々がいます

フランダースの犬最終回でここからネロとパトラッシュに光が注がれ天使が舞い降りてきます

 

聖母マリアの位置が逆さまになっていました

完全に逆です

身廊と翼廊が重なる位置

 

この写真も気に入っています

光のコントラストで建物の質感がよりリアリティに感じると思います

 

身廊と翼廊が交差する場所から入口側を写真撮り

ドイツミュンヘンでも交差する場所に十字架が設置されていた教会を見学していたことを思い出します

 

聖歌隊席

正確に細部まで表現されています

 

精密に製作された沢山の人物が並んでいます

材質はなんだろう 修行のような作業ですね

 

身廊をただ真っ直ぐ歩いただけなのに

安心感に包まれたのか……

ながかった。

ここにたどり着くまで長かったと言う言葉が浮かんできた

前世を振り返るような長さであります

ルーベンスの傑作キリスト昇架とキリスト降架へ続く……

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アントワープ聖堂大聖堂を内部を巡る記事はまだまだ続きがあります

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