2018年秋ベルギーアントワープ聖母大聖堂旅行記【1‐5】『秘跡礼拝堂』黄金アークの輝き

秘跡礼拝堂

『最後尾まで進んでいくとフランスパリルーヴル美術館リシュリュー翼ルーベンスギャラリー王妃マリーの生涯、サンクトペテルブルグエルミタージュ美術館ルーベンス絵画キリスト降架へ記事が飛びますルーベンスが描く特徴的な人体に迫ります』

身廊よりも天井が低くなっています

と言っても開放感はとても良く午後の光がステンドグラスを通して優しく射し込んできます

 

ルーベンスの絵画から離れ...

アークが祀られている礼拝堂で全体が見える位置に立ち止まってみます

透き通った何かを五感で受け止めてみましょう

 

契約の聖櫃櫃型(アーク)

モーゼが神から授かった十戒の石版を保管するための櫃

 

旧約聖書の場面が描かれた金箔の豪華な作品

左右キャンドルと重なって見えにくいのですが櫃に棒が前面後ろ面に設置されています

前面には金属工芸繊細な技法で多数の人物が表現されています

製作年はいつなのでしょうか……

直接床に置かれないように底角4か所に台が付けられています

 

櫃手前に銀器にキャンドルがたてられ台の上に6つ置かれています

やや大きめのこの台前面が素敵なデザインです

立体的に仕上げてあるように見えますがゴールドの額縁が付いた絵画のようです

野鳥が花や木の実をついばむ姿が自然な感じで和柄と西洋画のミックスしたイメージです

左側にイエスが十字架に釘打された銀製装飾品があり中央部にへびが巻き付いています

祭壇床は白地に黒で縁取りの2色で丸くステージのようなデザインになっています

更に手前には木彫り板がはめ込まれたスピーチ台が置かれています

そして装飾大理石が左右に設置され祭壇と境界線を示しています

 

櫃の形はこの写真がわかりやすいと思います

櫃蓋に二人の天使が向きあっています

羽の形が向き合う相手側に広がっているように見えます

写真をパソコンズームで見て確認してみると確かに天使の羽の広がりに特徴があります

そして蓋より下側前面と後ろ面平行にそれぞれ横向きに棒が設置されています

移動の際にアークに直接触れないで持ち運ぶ為に取り付けられています

聖櫃と取り付けられている全てが純金で覆われています

モーゼがイスラエル民を率いてカナンへ移動した際祭司が担ぎ上げて移動し

祭司に関わった一族がレピ族で奉仕の報酬を奉納物で受けとるなどしていました

移動の際レピ族が肩に担ぎ上げ鐘や太鼓を鳴らし騒ぎ立てながら運んだとされる...

イスラエル王国ソロモン王がエルサレム神殿を作りそこにアークは安置されるようになります

ソロモン王は政治的繁栄と近隣諸国(今でいう外交)へ名声をもたらし、

国内インフラを整備しイスラエル王国の領土はユーフラテス川からガサにまでおよんだ…

その一方で民主に重税を課し事業で財政が悪化すると更に民主の負担は重くなっていく

ソロモン王の死後 息子レハブアムが王位継承するも部族対立宗教的対立が起こり国家分裂へ進んでいくこととなっていきます

その後イスラエル王国は対立が悪化数多くの争いから滅亡...

エルサレム神殿が破壊されアークの行方が分からなくなり『失われたアーク』と言われる事となります

アークについてはいろいろな仮説がTVなどで紹介されています...

例えば 日本の祭行事で欠かせない御神輿の類似説等々とても興味深いものです

御神輿を誰でも見ることができる場所が東京浅草駅にあり写真を撮りに行ってきました

ガラスケース内に展示されてとても煌びやかです

担ぎ上げて移動することは同じですね...

 

美しい輝き...

 

【ソロモン王とは...】

父がダビデ 母がバト・シェバ(家臣ウリアの妻)

二人の間の2番目の子供

父の死後 王位継承を狙う者たちを倒し、エジプトのファラオ(初代王の名前代々襲名していく即位前は個人名がありますが即位後はファラオと呼ばれる)の娘を嫁に迎え第三代イスラエル王となった

ソロモンの夢に神が現れ 『何でも願うものを与えよう』と告げる

ソロモンは知恵を求めた...

ソロモンの要望を神は祝福し与えることを約束する...

のちにソロモンの知恵や知識の深さは周辺諸国に知れ渡る事となる

 

祭壇の上部

 

ALTARE PRIVILEGIATUM アレターレ特権

ローマカトリック教会の祭壇と記しています

 

天使たちと球体と衣服を着たひげの人物が彫刻されています

 

アークという言葉で思い浮かぶのは……

ジョージ・ルーカスとスティーヴン・スピルバーグ監督インディ・ジョーンズシリーズ1作目 『レイダース/失われたアーク(聖櫃)』大ヒットした作品です

主人公考古学者インディ・ジョーンズは秘境や遺跡を巡りながら宝物を見つけだすハンター

ある日インディにアメリカ陸軍からアーク(聖櫃)を発見せよと依頼が舞い込む

数少ない手がかりをもとに秘境へ向かいストーリーが盛り上り次はエジプトへ移動しアクションシーンなどありながら聖櫃を発見するもすったもんだの展開に引き込まれていくという映画でした

大聖母聖堂を訪れるまでにヨーロッパ各地博物館、美術館で古代エジプトの様々な生活環境が壁画で残されているのを見てきました

写真のような形の櫃を肩から担ぎ上げ行列に並び歩いている様子が壁に彫刻されたり絵で描かれ残されています

最近TVでエジプトの特集を見てツアー説明会に行ってきたばかりだったので……

なるほど次の旅行で行く場所はエジプトになるのかぁ~と自然とつながってきました

他にスティーヴン・スピルバーグ監督作で過去大ヒットした ETがあります

ローマヴァチカン美術館システィーナ礼拝堂でのこと……

天井画の神がアダムのもとにやって来て指を近づける場面を自分の目で見たとき

えぇっ・・・すご!

これはETのシーンと同じではないか・・・

2度も気づきのきっかけを与えてくれた映画ってすごいです...

 

床ザインも特徴的です

 

縦に長くなっています

 

壁デザイン

 

左側アーチ部分からキリスト降架が見えます

 

実物はとても大きく製作されています

 

柱の大きさに驚きます

 

写真を撮らせてもらいました

 

写真を撮らせてもらいました

 

いつの時代のものでしょうか

 

触れることができない展示位置になっています

 

見過ごしてしまいそうですが素晴らしかったです

 

どこを見てもひとつひとつが素晴らしかったです

 

見た目には色あせてきていると思います段々と薄くなってしまうのでしょうか……

 

同デザインが幾つか吊り下げられていました

 

イエス三連画祭壇の場所

 

ここから先が秘跡礼拝堂です

 

ミニチュア反対側です

このような素晴らしい建物だったのかとミニチュアで知りました

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