2018年秋サンクトペテルブルグ特急列車旅行記 煌びやかなロマノフ王朝と最大級のコレクションを収蔵 エルミタージュ美術館へようこそ【4】エカテリーナ2世について

サンクトペテルブルグペトロパヴロフスク聖堂
皇帝の歴史図です

次の写真は……

戴冠式のローブを着たエカテリーナ2世の肖像

ウィギリウス・エリクセン 1670年代作

双頭の鷲がモチーフの衣装

羽織物にテンの毛皮の縁どりがあります。

(双頭の鷲はロシアの国章、テンは最高級の素材の毛皮)

戴冠式で手にする物は決まっているのでしょうか

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

2013年公開されたアナ雪で見たシーンが印象に残っていた事を思い出します、、、

城の門や窓を閉め部屋に閉じこもっていたエルサは...

アレンデール王国の国王陛下エルサの父が王冠と右手に杖左手に球体を持つ絵の前で

今日だけなら、、

うまくやろう、

そう決心して戴冠式に登場します。

ストリーの重要な場面での事

戴冠式でエルサが触った物を凍らせてしまう自分の力を抑える為に

手袋をしたまま触ろうとする杖と球体

立会人に注意を受けます。

恐る恐る手袋を外し素手で持ち上げた途端感情が乱れ慌てて杖と球体を元の位置に戻すシーンで

なんだろうこの2つの物はと、記憶に残っていました。

 

王笏(おうしゃく)杖は古くから権威の象徴とされてきました

古代ギリシャ壁画で長い杖を持つ人物が描かれています

中世ヨーロッパでは王室印章を描いた王笏を持つ皇帝の絵が多く描かれています。

宝珠(ほうじゅ)十字架が上に付いた球体で権威の象徴として扱われる物

左手に王笏と右手に宝珠を持つユーピテル像(紀元1世紀)がエルミタージュ美術館に展示されているので探してみてください。

実物をセットで展示している美術館はあまりないのですが王笏だけなら見かけた事あると思います。

例えると、日本の三種の神器は鏡、玉、剣です。

他には

仏の教えの象徴とされる菩薩や観音様が手に持ち無限の価値を持つと言い伝えられ祈りの対象になっている

如意宝珠(にょいほうじゅ)チンターマニ

サンスクリット語でチンターを思考マニは珠を示す言葉です。

形状は手に乗せる下部が球体、上部が山なりの湾曲で尖っています。

意のままに願いをかなえる宝と解釈されています。

エカテリーナ2世の話に戻りますが、、、

とても意味のある絵をエカテリーナが望んだ背景には彼女の指針や決意表明の強い思いからではないでしょうか

彼女の目もとの表情は決して楽に生きていたとは思えません

貴方はどう感じ取れますか…

サンクトペテルブルグ旅行は単に街歩きでは無く

エカテリーナに会いに行く

一番の目的がこれだったと今になって理解出来ました。

エカテリーナは画家の前でポーズをとりメッセージを残しています。

彼女にもう一度会いに行きたくなるほどの最高の絵に仕上がっているのではないでしょうか

『 エカテリーナ2世 1780年代玉座の女帝 』

(1796年11月脳梗塞で死亡)

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

同じ部屋に展示された肖像画です。

オーディオガイドを聞いとけば良かったのですが、、、

ピョートル3世は...?

どの絵もドレスが素敵です。

当時のロシアで最高級の素材ばかり、エカテリーナ2世が本当に身に着けていたお衣装です。

エカテリーナ2世が政権を握ってからは側近中の側近に最高級の毛皮を与えロシア国にかける本気の意気込みを知らしめました。

愛人がたくさんいたのも事実ですが、政治に情熱を注ぎこんでいったのも事実です。

エカテリーナが物事を進めるうえで手引きにしたのは参考書よりも愛人たちを頼りにしていた事もあったのではないでしょうか

取るべき態度や進む方向、方針をエカテリーナ自身で全て決定出来るほど簡単なことではありません。

倒れる間際まで書類に目を通していたとも言われています。

微笑むエカテリーナ2世を見て世間で言われていることだけが全てではないと思わずにはいられません

肖像画から見るエルミタージュ美術館のイメージは身に着けている全てを含めて美の宮殿と言える事でしょう

『 女帝エリザヴェータ 』

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

マリア・フョードロヴナ

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

同じ人..?

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

パーヴェル1世

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

見学の途中に窓に近づいてみました

ネヴァ川とペトロパヴロフスク要塞が見えます

ザーヤチイ島に1703年~1733年にかけて建築された聖堂です。

エカテリーナ2世が嫁いできた時には既に建てられいました。

サンクトペテルブルグ ネヴァ川

 

エカテリーナ2世は冬に過ごすこの宮殿の窓辺から美しいネヴァ川の風景とペトロパヴロフスク要塞を眺めていたのでしょうか

建物が増え風景が変わってもきっとネヴァ川はそのままの姿を残して静かに流れ続けて行くのでしょう。

サンクトペテルブルグ ネヴァ川

 

ペトロパヴロフスク聖堂で見学したときの事です...

ロシア皇帝家系図かと思ったら即位していた時期についての説明のようです。

ガラス板が反射していると写真が小さいサイズの為見ずらいです

サンクトペテルブルグペトロパヴロフスク聖堂

 

エカテリーナ2世の夫が中央位置に...

画家の技術が凄いですね

サンクトペテルブルグペトロパヴロフスク聖堂

 

 

祭壇に近い場所に棺が並んでいます

サンクトペテルブルグ ペトロパヴロフスク聖堂

 

花が置かれているのがピョートル大帝

エカテリーナ1世

エカテリーナ2世の棺です。

観光ツアーの中に組み込まれている外せない観光スポットのひとつの場所ではないでしょうか。

余り興味がない人はペトロパヴロフスク聖堂を写真撮りしなが集合時間まで過ごす人達が広場にいます。

特徴的な雰囲気の場所の為か…

重い空気が..あるのを感じます 。

(チラ見せですみませんペトロパヴロフスク要塞については別題目で詳しく紹介致します)

エルミタージュ美術館の見学に戻りまして...

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

雰囲気が変わりました

アレクサンドル・ネフスキー銀製記念碑

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

重厚感の雰囲気がありました。

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

 

美しいお部屋です。

サンクトペテルブルグ エルミタージュ美術館

次のお部屋へ進んで行きます。

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